Slow Summer Vibe [Portable Air]

夏の始まりが遅かった今年、夕暮れ時にひぐらしの声が響くようになってきたなあと思ったら、あっという間に立秋を過ぎてしまいました。日中コンクリートに溜まった熱が夜になっても冷めず、熱帯夜が当たり前となっている昨今の東京の夏。
ところがここ数日は台風の影響もあってか、陽が落ちると驚くほど涼しく、エアコンなしでも過ごせていた幼少時代を思い出しました。夏バテ気味の心と身体に夜風が心地よく通り抜けていき、街を歩けば「今夜は涼しくてラクだなあ」という会話が聞こえてきます。このまま「酷暑日」というワードをニュースで耳にすることなく、とはいえ涼しすぎるのも心配なので、「ほどほど」の残暑となりますように。
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ショッピングバッグのように気兼ねなく使えるシンプルなワンショルダーは、世代・性別を問わずお使いいただける、ひとつ持っていると便利なアイテムです。長年作り続けているポータブルシリーズは、少しだけマチをつけたザクザクと荷物を入れられるサイズ感のボディに、腕に密着しない絶妙な長さのショルダーストラップがついています。スタッフも迷ったらついつい手に取ってしまうバッグの一つで、汗をかく夏の時期は特に重宝しています。
大判のロゴプリントを柄のようにあしらったボディ部分は、折りたたんでサイドのポケットに収納すればポーチ型になり気軽に携帯も可能。夏のレジャーや旅行の時にメインのバッグに忍ばせておけば、便利なサブバッグにもなります。
動画:Portable Lightのたたみ方
こちらのサイドのポケットは鍵などの貴重品や携帯電話、ハンカチなどを入れておくのにもとても丁度いいサイズで、さっと取り出しやすく、何よりファスナーが閉まるので安心です。
ateliers PENELOPE のバッグやポーチの多くは、帆布をはじめとした丈夫な国産の天然素材でお作りしていますが、ポータブルシリーズだけはちょっと異色なプロダクトです。ハリや厚みがある生地はポケッタブルなデザインには適さないので、軽く丈夫で扱いやすいナイロンやポリエステルなどの素材を採用しています。
とはいえ、化繊なら何でも良いというわけではありません。ほどよく落ち感があり綺麗なシルエットが出るもの、畳んだ時の収まりが良いもの、そして素材にピンとくる個性が感じられるものを吟味して選んでいます。ただせっかく気に入った生地が見つかってもメーカー側で廃盤になってしまうこともあるため、素材ジプシーになることもしばしば。そんな事情もあり、これまで幾度も素材替えをしながら継続をしてきたアイテムなのです。
今夏発売となった新素材の「Portable Air(ポータブルエア)」は、タテ糸にナイロンとポリエステルの割繊糸(かっせんし)、ヨコ糸にコットンを組み合わせた、キメが細かくしっとりとした手触りのツイル生地を使用しています。 塩縮加工により生まれた自然なシワ感の中にふわっとした空気の膨らみ感が感じられることから「空気」=「Air」とネーミングしました。
コットンを多く含んでいる生地は、薄手ながらナチュラルな風合いとしっかりと素材感も楽しむことができ、今回の塩縮加工のツイル生地の風合いはデザイナーもスタッフもとても気に入っている素材です。
*割繊糸(かっせんし) = 1本の糸の中に2種の異なる素材の糸を使用した混糸のこと
*塩縮加工 = アルカリ性液によって生地を収縮させシワを作り出す加工
Portable Air のショルダーは肩掛けとしては気持ち長めにお作りをしています。荷物を沢山入れるときはショルダーを少しだけ結んであげると、重心が上がって持ちやすくなるのでおすすめです。ストラップが細めのワンショルダーは肩からずり落ちづらく、何かと使い勝手が良いんですよね。
ロゴプリントの効いたデザインはシンプルなコーディネートのアクセントとしても取り入れやすいかと思います。展示会などでお会いする取引先の方も毎回持ってきてくださるなど、大判ながら嵩張らず、資料などを入れるお仕事用のサブバッグとしてもご好評いただいています。
普段のお出かけから、旅行、日用品のお買い物までシーンを選ばず、毎日の生活に自然に溶け込むワンショルダーバッグ。
新入荷のシルバーグレーはホワイトのベースにうっすらと青みを感じることができる、夏のコーディネートに映える清涼感あるカラー。先行して発売したモカ・オリーブの2色は落ち着いたくすみ系のニュアンスカラーで秋冬まで使いやすいお色味となっています。
一つ前のシリーズ、生地裂けにも強いリップストップ素材を使用した「Portable Light(ポータブルライト)」では、ブラックも展開しています。(生地廃盤のため在庫限りとなります)
先述の通り、またいずれ生地替えのタイミングがやってくるかもしれませんが、今後も素材やカラーバリエーションに変化を添えながらお楽しみいただける定番として、みなさまにお届けしていけたらと思っています!
写真・テキスト / Nao Watanabe
©️2026 ateliers PENELOPE
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